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get_item

概要​

get_item は、プレイヤーのインベントリからアイテム情報を取得する ScriptEvent です。
取得した情報はタグとして保存され、他のスクリプトで利用できます。

構文​

/scriptevent capi:get_item <パラメータ>

パラメータ​

パラメータはJSON形式またはESON形式で指定できます：

{slot=スロット番号,minimize=true}
パラメータ説明デフォルト
slot取得するスロット番号（0-35）選択中のスロット
minimizeJSONを最小化するかtrue

タグの説明​

アイテム情報は以下の形式でプレイヤーにタグとして保存されます：

capi:get_item.<プロパティ名>:<値>

保存されるタグの例​

取得したアイテム情報は複数のタグとして保存されます：

タグ説明例
capi:get_item.id:<アイテムID>アイテムのIDcapi:get_item.id:diamond_sword
capi:get_item.amount:<個数>アイテムの個数capi:get_item.amount:5
capi:get_item.data:<データ値>アイテムのデータ値capi:get_item.data:0
capi:get_item.nameTag:<名前>アイテムの名前（カスタム名）capi:get_item.nameTag:§l最強の剣

これらのタグは、Tag マクロ を使用して他のコマンドで参照できます：

/execute as @a run scriptevent capi:tell あなたは <!tag=capi:get_item.id> を持っています
→
Tag マクロ
../Macro/Tag

使用例​

選択中のアイテムを取得​

現在選択しているアイテムの情報を取得します。

/execute as @a run scriptevent capi:get_item {}

特定のスロットのアイテムを取得​

スロット0（ホットバー左端）のアイテムを取得します。

/execute as @a run scriptevent capi:get_item {slot=0}

完全な情報を取得​

最小化せずに完全なアイテム情報を取得します。

/execute as @a run scriptevent capi:get_item {slot=0,minimize=false}

取得した情報を使用​

スロット0にあるアイテムを取得し、アイテム情報をタグから読み取ります。

# アイテム情報を取得
/execute as @a run scriptevent capi:get_item {slot=0}

# 遅延3tick

# タグが付いているかチェック
/execute as @a[tag=capi:get_item] run scriptevent capi:tell あなたは <!tag=get_item.type_id> を持っています

スロット番号の参考​

スロット場所
0-8ホットバー
9-35メインインベントリ

注意事項​

  • プレイヤーのみが実行できます
  • 指定したスロットにアイテムがない場合、エラーが発生します
  • 取得した情報は capi:get_item で始まるタグとして保存されます
  • 前回取得した情報のタグは自動的に削除されます
  • minimize を true にすると、不要な情報が省略されます

関連項目​