Selector マクロ
概要
Selector マクロ は、セレクターでプレイヤーを検索し、マッチしたプレイヤー名をカンマ区切りで返すマクロです。
警告
コマンドのセレクターに仕様を近づけていますが、完全な互換性は保証していません。
特に、複雑なセレクター引数の組み合わせや、一部の特殊な引数は正しく動作しない場合があります。
構文
<!selector={セレクター引数}>
パラメータ
セレクター引数はESON形式で指定します。
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
c | 取得するプレイヤー数（closest） |
r | 最大距離（maxDistance） |
rm | 最小距離（minDistance） |
x | 検索の中心X座標 |
y | 検索の中心Y座標 |
z | 検索の中心Z座標 |
dx | 検索範囲のX幅 |
dy | 検索範囲のY高さ |
dz | 検索範囲のZ奥行き |
tag | フィルタするタグ（単一） |
tags | フィルタするタグ（配列） |
備考
タグの前に ! を付けると、そのタグを持たないプレイヤーを検索します。
戻り値
マッチしたプレイヤー名をカンマ区切りで返します。
マッチするプレイヤーがいない場合は空文字を返します。
使用例
最も近いプレイヤーを取得
実行者から最も近いプレイヤーの名前を取得します。
/execute as @a run scriptevent capi:tell 最も近いプレイヤー: <!selector={c=1}>
出力例:
最も近いプレイヤー: Notch
範囲内のプレイヤーを取得
10ブロック以内のすべてのプレイヤーを取得します。
/execute as @a run scriptevent capi:tell 近くのプレイヤー: <!selector={r=10}>
出力例:
近くのプレイヤー: Notch, Steve, Alex
特定のタグを持つプレイヤーを取得
admin タグを持つプレイヤーを取得します。
/execute as @a run scriptevent capi:tell 管理者: <!selector={tag=admin}>
出力例:
管理者: Notch, Jeb
Commander API タグを使用
Commander API が提供するタグを使用してフィルタします。
/execute as @a run scriptevent capi:tell 飛行中のプレイヤー: <!selector={tag=capi:fly}>
出力例:
飛行中のプレイヤー: Steve
座標を指定して検索
特定の座標周辺のプレイヤーを検索します。
/execute as @a run scriptevent capi:tell スポーン地点のプレイヤー: <!selector={x=0,y=64,z=0,r=5}>
出力例:
スポーン地点のプレイヤー: Steve
複数のタグでフィルタ
複数のタグ条件でフィルタします。
/execute as @a run scriptevent capi:tell VIPプレイヤー: <!selector={tags=[vip,!banned]}>
出力例:
VIPプレイヤー: Alex, Jeb
距離範囲を指定
5〜20ブロックの範囲内のプレイヤーを取得します。
/execute as @a run scriptevent capi:tell 中距離のプレイヤー: <!selector={rm=5,r=20}>
出力例:
中距離のプレイヤー: Steve, Alex
ボリューム（範囲）を指定
特定のエリア内のプレイヤーを検索します。
/execute as @a run scriptevent capi:tell エリア内: <!selector={x=0,y=60,z=0,dx=100,dy=20,dz=100}>
出力例:
エリア内: Notch, Steve, Alex
活用例
オンラインプレイヤー一覧
全オンラインプレイヤーを表示します。
/execute as @a run scriptevent capi:tell オンライン: <!selector={}>
チームメンバー表示
同じチームのメンバーを表示します。
/execute as @a run scriptevent capi:tell チームメンバー: <!selector={tag=team:red}>
近くのプレイヤーへの警告
一定距離内のプレイヤーに警告を表示します。
/execute as @a run scriptevent capi:tell 近くにいるプレイヤー: <!selector={r=15,c=3}>