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バージョン: 2.0.0

最初のコマンドを実行してみよう

Commander API のインストールが完了したら、さっそく基本的なコマンドを試してみましょう。

ScriptEvent を使ってみる

Commander API の機能は、主に /scriptevent コマンドを通じて使用します。

アクションバーにメッセージを表示

まずは、画面にメッセージを表示してみましょう。

/scriptevent capi:actionbar こんにちは、Minecraft!

画面中央の下部(ホットバーの上)に「こんにちは、Minecraft!」というメッセージが表示されます。

自分にメッセージを送信

/scriptevent capi:tell あなただけに見えるメッセージ

このコマンドは、自分だけに見えるメッセージを送信します。

マクロを使ってみる

マクロを使うと、コマンド内で動的な値を扱えます。

プレイヤー名を表示

/scriptevent capi:actionbar こんにちは、<!name>さん!

<!name> がコマンド実行者の名前に置き換わります。例えば、プレイヤー名が「Steve」なら「こんにちは、Steveさん!」と表示されます。

計算を実行

/scriptevent capi:actionbar 1 + 1 = <!calc=1 + 1>

<!calc=...> を使うと、コマンド内で計算ができます。結果は「1 + 1 = 2」と表示されます。

スコアを表示

まず、スコアボードを作成してスコアを設定しましょう。

/scoreboard objectives add money dummy
/scoreboard players set @s money 1000

次に、そのスコアを表示します。

/scriptevent capi:actionbar あなたの所持金: <!score=money>円

「あなたの所持金: 1000円」のように表示されます。

イベントを使ってみる

Commander API のイベントシステムを使うと、特定の行動を検知できます。

ボタンが押されたら実行

以下のコマンドを反復で実行しながら、ワールド内のボタンを押してみましょう。

/execute as @a[tag=capi:button] run say ボタンが押されました!

ボタンを押すと、チャットに「ボタンが押されました!」と10回表示されます。

以下のように、コマンド実行後にタグを削除して、1回だけ実行されるようにすることもできます。

/execute as @a[tag=capi:button] run say ボタンが押されました!
/tag @a remove capi:button
ヒント

capi:button は、プレイヤーがボタンを押したときに自動的に付与されるタグです。詳細は buttonPush イベントを参照してください。

プレイヤーの体力を常に表示

Commander API は、プレイヤーの体力を自動的にスコアボードに記録します。

/execute as @a run scriptevent capi:actionbar HP: <!score=capi:health>/20

このコマンドをリピートコマンドブロックに入れると、常にアクションバーに体力が表示されます。

備考

capi:health は Commander API が自動的に更新するスコアです。詳細は health イベントを参照してください。

【実践】 簡単なウェルカムメッセージ

プレイヤーがワールドに参加したときにメッセージを表示してみましょう。

/execute as @a[tag=capi:spawn] run scriptevent capi:tell ようこそ、<!name>さん!
/tag @a remove capi:spawn

1行目でウェルカムメッセージを表示し、2行目でタグを削除することで1回だけ実行されるようにします。

これらのコマンドをリピートコマンドブロックに設定すると、新しいプレイヤーが参加するたびに自動的にメッセージが表示されます。

コマンドブロックの設定
  • 種類: リピート(Repeat)
  • 条件: 無条件(Unconditional)
  • レッドストーン: 常時実行(Always Active)

次のステップ

基本的なコマンドの使い方が理解できたら、Commander API の仕組みをもっと詳しく学びましょう。

ヒント

コマンドを試すときは、チャットで練習することをおすすめします。コマンドブロックを使うと、より複雑な仕組みを作れます。